手組ホイール 試作1号と試作2号を坂セグメントで比較
今回は僕が作った手組ホイール、試作1号「ウルフ」と試作2号「魔ウルフ」を比較してみたいと思います。
実は2月27日にチームライドをしていた
現在、手組ホイールの試作2号「魔ウルフ」を装着して乗り回していますが、この試作2号ができる前の2月に試作1号「ウルフ」を履いてチームライドをしていて、悔しい思いをしていました。
スポーク数が少ないのでわかりやすいですね。
参加したチームメンバーはY氏含め全員クライマー。
道の駅のつはるに行くまでの間に、結構な勾配の坂があるのですがメンバーについていくのが精一杯で、これ以上スピードを上げられたらちぎられると余裕ゼロな状態でのつはる天空広場へ目指していました。
それはなぜかというと、試作1号「ウルフ」はスポーク数が少なく、軽い代わりに剛性が足りないので、重いギアでペダルを回すとホイールがたわんでしまい、駆動力が吸収されてしまうので、ダンシングをしても試作2号「魔ウルフ」ほど進まないのです。
むしろダンシングするとスピードダウンし、落ちたスピードを再び上げるためにシッティングで頑張らなければならない状況となってしまうため、余計に疲れる(;´Д`)
チームメンバーからはどんどんちぎられ、Y氏からも抜かれて僅差で最下位となり玉砕Ω\ζ°)チーン
この経験から、次は軽さなんぞかなぐり捨てて剛性を重視した組み方にしようと心に決めたのでした。
のつはる天空広場Climb 2021年2月27日のタイム
こののつはる天空広場には2つのセグメントがあります。
1つ目はのつはる天空広場Climb、
2つ目はのつはる天空展望台Climb。
1つ目は下からグラウンドまでのセグメント。
2つ目は下からグラウンドを超えて展望台である天空広場までのセグメントです。
のつはる天空広場Climbは自己記録更新したものの、チーム内最下位(TдT)
ランキング表示は7位となっていますが、これはチーム内で一番最初に僕がSTRAVAにアップしたからであって、後でチームメンバーがSTRAVAにアップした途端にどんどんランクダウンし、ついには10位にΩ\ζ°)チーン
のつはる天空展望台Climb 2021年2月27日のタイム
こちらの記録も表示上は6位になっていますが、同じ理由でのちに9位になりました(´・ω・`)
試作2号ホイールでのつはる天空広場へリベンジ!
今回(2021/03/29)はソロで、試作2号「魔ウルフ」を装着しリベンジすることにしました。
春とは思えない気温でかなり暑かったですが、体調はそこまで悪くはない。
あれからおよそ1ヶ月修行を積んだこともあり、多少は自信も積み上げていると思いたい。
のつはる天空広場Climbと同時にのつはる天空展望台Climbも始まります。
ダンシングでキビキビ進むので、勾配が急になったところも乗り切ることができています。
いつもなら9km/hとかに落ちるようなところも10km/h以下にならない。
そして心拍がそれほど上がらない。これは重いギアでホイールがきちんと反応している証拠です。
試作1号だと重いギアで進まないので、軽いギアでケイデンスを上げざるを得ませんでした。その結果、あっという間に心拍がレッドゾーンである175を超える事態となっていましたが、今回は170で耐えられている!
これは試作1号ではなかったことです。
それでも最後の50mくらいは追い込んだので酸欠気味で息と一緒に「うわーっ!」と声も出てしまいます。おそらく聞かれていたら、
「やべえ人が来た!:(;゙゚'ω゚'):警察を!👮」
「ママー、あの人変な声出してるよ?」
「見ちゃいけません!」
と思われていたに違いありません。運がよいことにこの日は無人でした。
のつはる天空広場Climb 今回のタイム
2月よりも8秒短縮!
チーム内最下位脱出!(`;ω;´)
のつはる天空展望台Climb 今回のタイム
こちらは11秒短縮!
こっちのセグメントもチーム内最下位脱出!
のつはる天空広場での試作2号ホイールのインプレ
とにかく激坂でよく進む。これは1号とは大きな差でありアドバンテージです。
重量的に300g以上重くなっているのにこの結果。
やはり僕の脚だと軽くても剛性がなければ進まないので遅いということでしょう。
登り足りないのと、ショートカットをするために霊山から霊山寺側へ下って、自宅までショートカット。
霊山寺から下ると凄まじい激坂のオンパレードなので、ダウンヒルでブレーキの性能が物を言いますが、剛性が上がっている試作2号はブレーキがよく効いて安心して下れます。
本当にこのホイール、組んでよかった。
これから手組ホイールを組もうと考えている方、僕からできるアドバイスは、まずは自分の体重と、脚力を把握してください。
体重62kg以上、追い風平坦で50km/h以上出せる人は間違いなく剛脚なので、スポーク数が少ないと踏んでも進まなくて疲れるホイールとなります。今回僕が組んだホイールはたまたま前後32Hで良い具合になりましたが、この体重と脚力分析は見栄を張っても、謙遜してもNGです。謙遜すると僕の試作1号のように「剛性が足りん!フニャフニャだ!」と感じ、見栄を張ると魔改造鉄下駄のように「あ、脚、脚がああああ!!」となります。
次に、リムハイトが小さいリムはスポーク数を減らすと致命的に剛性が落ちます。もしもスポーク数を減らしたいのならリムハイトの高いリムを選んだほうがいいです。
最後に、スポークはプレーンスポークの2.0mmが一番耐久性と強度と剛性が出ます。2.0-1.8-2.0mmのバテッドスポークはリアの反フリー側限定で使っています。空気抵抗に大きな差は感じられません。
これを踏まえてホイールを組んでみたら、もしかすると僕のように組んでよかったと思えたり、脳汁が出て手組沼にハマったりするかもしれません(`・ω・´)
ではでは(^-^)/
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