手組ホイール 試作4号 実走編 その2
梅雨明けしてからほぼ晴れが続き、晴れといえばロードでライド。晴れで乗らないのは負けた気がするようなこの感覚、自転車乗り限定のこの気持ち、自転車乗りならばわかってもらえると信じています。
仕事とライドを両立すると、必然的にブログを執筆する時間がなくなるというこのジレンマ。時間の配分が上手ではないことも災いして、しばらく放置気味にしてしまい申し訳ありませんでした。
試作4号フロントを製作し、
ちょうど梅雨明け間際な時期で不安定な天気も重なり、消化不良な試走でしたが、
晴れの天気が続き、ようやくまともなライドをすることができました。
ただ、冒頭にも触れたように晴れが続いたことにより7日連続ライドしていて、現在体中がバキバキの筋肉痛の疲労困憊状態で執筆しています。誤字脱字がいつも以上に目立つことになるやもしれませんが、生暖かい目で見ていただけると幸いです。
津末サイクルさんで津末レーシングウェアを入手
ほんの少し前にBAISKYのレースフィットサイクルジャージを入手しておりましたが、
⇒⇒⇒BAISKY EXPERT レースフィット サイクルジャージ インプレ
犬事件で修理代の見積もりを無料で取ってもらうなど、津末サイクルさんには大変お世話になり、これを良い機会に津末レーシングウェアを買いたいと思い購入。
価格は上下で約32000円。
価格はあの天下のパールイズミ以上です。
オリジナルのデザイン料などで結構費用がかかっていると想像できます。
早速着用。
意外にピッチリなのでエアロ効果はありそうな感じ。
そして通気性が抜群で、軽く霧吹きで水をかけるとかなり冷えていきます。これは猛暑のライドではとてもありがたい。
パッドの出来が過去最高レベルに良い。
夏場は中華製の安いレーパンを使用していましたが、それと比べるのも酷というものなのは承知で書きます。GP5000とパセラブラックスを性能の差で比べるような感じでまさに雲泥の差です。
それどころか冬用のパールイズミのビブタイツよりもパッドがふかふかです。
さらにこちらの津末レーシングウェアはレーパンではなくビブタイツなので、ズレの心配もない。
いつも津末練で私だけ私服のようなウェアを着ていたので、余所者が混じっているようで心苦しかったのですが、これでようやく仲間入りできたような気がします。
まずは銭瓶峠へ
2021/07/21に津末レーシングウェア+試作4号フロント&試作3号リアでY氏と銭瓶峠を登ってきました。
まず、軽い!
試作3号ほどは剛性がないので、若干後ろ荷重気味のダンシングとなりますが、軽く登っていきます。
軽く登っていくので、例のごとくネイルと同化したピッコロさんのようなテンションになり、前半にかなりのオーバーペースで行ってしまい、後半タレて失速するという典型的なミスをやっちまいました(´・ω・`)
やっぱり新しいホイールを履くと、レア武器を手に入れたRPGの主人公ばりに無敵になったような気がして、もっと強い敵に勝てるかもしれないと遠くのフィールド(もしくは難易度高のダンジョンなど)に行ってコテンパンにやられて全滅するような感じで、限界を超えて無理をしてしまいますね。
これは本当に悪い癖だと思います(;´Д`)
Y氏の腕と銭瓶峠の石
ZENIGAME(denken)試作4号の記録
ベストから41秒遅れ(´・ω・`)
しかし、ブランク明けでエンジンが弱体化しているわりには健闘したタイム。
翌日 スプリンターのWくんと由布院狭霧台へ
翌日は由布院の狭霧台へ。
同行する人はスプリンターのWくんです。
登坂力を鍛えてオールラウンダーorパンチャーを目指しているとのことで、山で登りを鍛えたいと申し出てこられたので一緒に行くことに。
ファミマの別府インター前店で休憩して、いよいよ11kmという長丁場の湯布院TTに挑みます。
今度は前半飛ばしすぎず、控えめを心がけてペース配分を厳守します。
いつも勾配がきつくなるところで11~12km/hくらいまで落ちるところが、13km/hほどを維持できています。
勾配のゆるいところも約1km/hほどペースアップ。これはペースを上げすぎたか?と心拍を見ても160前後でまだ余裕あり。
ということは間違いなく試作4号のおかげ。
たかがフロント、されどフロント。
ただやっぱり思いっきりダンシングをすると若干たわみます。同じく28Hの魔改造鉄下駄フロントではこの現象が起きないので、これはスポーク本数の問題ではなく、TNI AL22のリム剛性の問題かと予想しています。
このリムは縦剛性はそれなりにあるそうですが、リム内幅が13mmと狭いせいか横剛性が足りないとのこと。ということは、車体を振るダンシングとは相性が悪いということになります。
湯布院TTを半分ほど消化したときにこの横剛性が無い感覚に気付いて、車体を振らないダンシングに切り替えたところ、グイッと前に進む感じがしました。
由布岳登山口に到着して、湯布院TTは終了。
そして狭霧台で休憩中、涼しいを通り越して寒いと感じます。
気温を見てみたら23.5℃。
肌寒いはずです。
湯布院TT 前回の記録
これは3月にフロント魔改造鉄下駄、リア試作2号で登ったときの記録です。
これでも自己最高記録を叩き出していましたが、
湯布院TT 今回の記録
1分6秒の短縮に!
ブランク明けでエンジンが弱体化していてこの効果。
フロントとリアの剛性、重量のバランスは思っていたよりも相当重要なのではないか。そう考えさせられる結果となりました。
スパークル大分のカフェへ
帰りにWくんに案内され、スパークル大分のカフェ、COLORS BIKE&CAFEへ。
大分駅近くの線路沿いにあるこのカフェ、なんと選手の拠点でもあるとのこと。
そこでメカニックの吉田さんとホイール談義。(最初選手の方かと思って間違えてしまいました。本当に申し訳ありませんでした🙇)
吉田さんも手組ホイールにはかなりのこだわりがあるそうで、大変ためになる貴重なお話をしてくれました。これは本当にマジで参考になった。。。。
タンパク質多めのランチをいただいていると、練習を終えた黒枝咲哉選手がΣ(゚ω゚ノ)ノ
撮影者:メカニックの吉田さん
もちろん写真も一緒に写らせていただきました。
咲哉選手、身体の鍛え方がすさまじいですね(;´Д`)さすがプロのスプリンター。
黒枝咲哉選手、メカニックの吉田さん、本当にありがとうございました!🙇
試作4号 総評
- 縦剛性はあるが、横剛性が無い
- 車体を振るダンシングをするとたわむ
- 剛性は試作1号以上で、試作2号と同じくらいに感じる
- ハブの回転性能はかなり良い
縦剛性はあるけど、横剛性が若干足りない。
これは試作2号を組んだあたりから感じていたことではありますが、軽くてリム幅が狭いので横剛性の確保が難しく、スポークの組み方によってこの弱点を補うことはできないようです。
横剛性を増やしたいのなら、もうリムを変える以外ありません。
まだまだ再考の余地がアリアリです。
と、ここまで書いていて、Twitterでは公表していますが実はもう試作4号を組み直しています。
長くなったので続きはまた次回に。
ではでは(^-^)/
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