とやの全力雑記ブログ

元ロードガチ勢、現在は趣味で健康のためにロードに乗っています。イラストをCLIP STUDIO PAINTで練習中。過去記事はアメブロからどうぞ。

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手組ホイール リアをワイドリム化 TNI AL22W オフセット有に変更 その効果は?

週1くらいで更新と公言しておきながら、また更新が遅れてしまい申し訳ありません🙇

まずは言い訳を申し上げます。

今まで隠しておりましたが、実は私、とやはTeamUKYO Reveに仮所属ということになっており、TeamUKYO ReveのE1レーサーでもあるT師匠から、今年中にレースに出場したほうが良いとの指示を受け、そのための練習を日夜繰り広げています。その結果、仕事とロード練習、ロードメンテと生活で手一杯となり、ブログ執筆の時間が取れなくなり結果的に放置ということになってしまっていました。これは私の時間管理能力と日々の作業の効率が悪いことによるものだと重々承知しております。申し訳ありませんでした。

これらのことを考えて、ブログは基本的に月1更新とさせてください。もちろん時間次第で月4でも更新したいと思います。

11速ホイールのことを考える

※作成したのは2022/02/19です。

 

さて、手組ホイールの試作3号前後を作成してこれで手組沼から脱出したと思っていましたが、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。(by刃牙

まず、現在11速のコンポを使用しています。

11速のリアホイールといえばオチョコがひどくて左右のスポークテンション差がかけ離れていてひどい。これのおかげで11速は手組に向いていないとのことで、手組を諦める手組職人が続出しているとのこと。(これが真実かどうかは別として)これを解消する方法は10速化して10速用ハブを使用するか、オフセットリムを使用するか、ハイローフランジを使用するかです。

10速化→無理

ハイローフランジ→市場でほとんど見ない。ネット通販では目にしたことがない

オフセットリム→可能

と消去法で考えたことによる結論がオフセットリム導入ということになりました。

そこでTNIのAL22Wリムでオフセット有のものが存在する(他にも色々あるのですが予算の都合上こちらに)らしいので、こちらを購入。

AL22というと、以前試作1号と2号で使用しましたが、カタログ重量380gとかなり軽いが、剛性がなくてふにゃふにゃです。体重40~50kgくらいの人が使えば剛性十分かもしれませんが私は体重65kgくらいあるので、このリムではパワーをかけるとたわみまくって進まず、まるで剛性が足りませんでした。

そのAL22とは違って、今度はAL22WとWが付いています。そしてカタログ重量が445gとAL22比で65gの増量。しかし、これだけ増量していればおそらくふにゃふにゃにはならないと予想し、

TNI AL22W オフセット有を購入

楽天のワーサイ(ワールドサイクル)で早速購入。

真正面から見るとAL22のブラックとほぼ変わりがありませんが、

リムを立ててみるとかなり幅が広いです。そしてオフセットリムなのでニップルホールが2.5~3mmくらい片側に寄っています。

AL22はリム内幅13mmとかなりのナローだったのに対して、こちらAL22Wはリム内幅19mmと+6mmのサイズアップ。手に持った感じだと結構ずっしりしています。

で、早速ステッカーはきれいに剥がさせていただき、

TNI AL22W オフセット有 重量

441gとそこまで重くもないが軽くもないという数値です。(カタログ重量より軽くなったのはステッカーを剥がしたからかもしれません。ステッカーだけで4gもあるのか…)

しかし、AL22のようなリムに横剛性がないという状態にはおそらくならないと思いました。


★TNI AL22W アルミリム (TL/WO) オフセット有り リムブレーキ用 700c ブラック

試作3号リアをTNI AL22Wリムに変更

変更のやり方はホイールを立てて、ニップルをあらかじめすべて緩めておいて、スポークを1本ずつ移植です。このとき気をつけねばならないのが、ニップルホールの向きです。反フリー側にスポークを寄せる意味のオフセットリムなので、真正面から見て左側にニップルホールが寄っていれば向きは正解。あとは穴振りを間違えないように正リムの組み方をするだけです。

ニップルはアルミなので再利用は危険と判断しすべて新品に交換しています。特に組み直す必要もないので作業はすぐに終了。

最初に組んだ試作3号とくらべてハブ以外はすべて違うものに置き換わっているため、試作3号ではなく試作6号にすることにします。(4、5号はフロントで製作したので、リアの4、5号は欠番扱いとなり試作6号に。紛らわしくて申し訳ない)

TNI AL22Wで組んだ試作6号ホイール 重量

950gとリム重量増の分重くなりました(;^ω^)

しかしただ単純に重さだけではホイールの性能は語れない。これは今までの経験からよくわかっています。なのでもう重量には騙されません。

テンション上げから仕上げをして気づいたこと

試作3号はオフセットではないXR-19Wリムでしたが、今回は反フリー側にオフセットが付いていてフリー側のおちょこ具合が若干軽減されるわけですが、XR-19Wだと反フリー側はフリー側のだいたい50%くらいのテンションでした。で、今回測定してみると、60%くらいに改善。ほんの2.5~3mmくらいのオフセットですが、やはり左右テンション差は改善されるようです。実際作業しているとき、オフセット無しリムの感覚でフリー側を締めたあと反フリー側を締めてセンターを出していっていると、フリー側のテンションが上りすぎてヤバイと感じるほどでした。

試走してみるが…

いざ実走で走ってみたものの、この2022/02の時期はパワーダウンしたあとの練習再開からまだ間もない頃なのでタイムも特筆するべきところはなく、

リアのリムを変えたことによる恩恵は感じられず。それどころか、なんだかダンシング時に左側へ傾けると、フニャッとした感覚が…、この感覚には覚えがあります。そして何度も経験しています。そうです、剛性が足りない症状なのです。

ただ違うのは、リム自体がたわんで剛性がないわけではなく、車体を左に傾けたときのみ起きるフニャり方なので、真っ先に気づきました。右側、フリー側はDTSWISSチャンピオンの2.0mmだが、左側、反フリー側はDTSWISSコンペティション2.0-1.8-2.0mmなのです。一応反フリー側は8本組のダブルクロスであるものの、やはりバテッドスポークなのでフリー側の2.0mmプレーンスポークほどの剛性はなく、オフセットリムを使用してテンション差が改善されたことによってスポーク自体の剛性の差が現れてきたと、そう感じました。

ということは、これはどう考えても左側のスポークの剛性を上げる必要がある…。

よく考えればフロントは左右ともに同じスポーク、同じ組み方でなければ釣り合いがとれません。仮に左右どちらかを細いスポークに変えようものならおそらく真っ直ぐに走れなくなるでしょう。リアはオフセットがないリムの場合オチョコがあるのでその分フリー側に仕事をしてもらうような感覚でしたが、オフセットリムを使うことによってテンション差が改善されオチョコ具合も改善され、フロントホイールのような感覚になってきたのではないか、私の思い込みも入っていますがもしもこれが間違いなら左側のみフニャらないはず。

ならば、スポークを変更することに加えて、組み方も考え直したほうが良いかもしれません。オフセットリムならば、左右同じ組み方にしたとしてもオフセットがないリムに比べれば10%くらいテンション差が埋まります。つまり47%だったテンション差は57%になります。57%はオフセットなしリムでヨンパチ組をしても到底届かない数値です。

ということは、オフセットリムでは左右で違う組み方、違うスポークはあまり意味がない…?

左右ともに同じスポークに同じ組み方のほうがいいのか?

次回はこれを試してみることになります。

 

ではでは(^-^)/

 

試してみた結果はこちら↓

⇒⇒⇒手組ホイール 試作6号リアの組み方とスポークを変更 効果はあるのか?

 

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