近況報告とお詫び、ブログ改題と今後の方針について
お久しぶりです。
1年近くブログを放置してしまい申し訳ありませんでした🙇♂️
首の故障からの悪夢
Twitterにも書きましたが、まず、どうしてこの状況になったのかを説明いたしますと、
2022年の4月辺りから痛めていた首が8月末に再び悪くなり入院、そこでクラスターが起きて9月にPCR検査で陽性となり転院。
悪化気味で息をするたびに喘息のような咳が出て肺と心臓のあたりが痛いという地獄でかなり苦しみましたが、持ち直して無事退院。
そこから食べ物の味がおかしい(全ての味が似たようなものに感じる)ことに気づき、さらに寝ても倦怠感が取れないという何をする気にもなれない状態が続き、薬を処方してもらったところ2ヶ月後にようやく改善しはじめて回復。
という顛末で、厄年だからなのかはわかりませんがコテンパンな状態でした。
さらに年末にはぎっくり腰になるという不運。もうまさに踏んだり蹴ったりな一年の締めくくりとなり、さらに年始に首の状態を診断してもらって整形外科の先生からは、
「もうロードバイクを長時間乗るのはやめた方がいい」
無念にもガチ乗りドクターストップが。
これからはガチ乗りができないためもうガチなロード記事が書けないという残念な気持ちと、私のブログでロードバイクのガチな話を期待して読んでくれている方に申し訳ない気持ちでいっぱいとなり、ブログ更新するモチベーションも完全にダウン。
このブログは続ロードバイク(クロスバイクもママチャリも)改造ブログというタイトルなのに。。。どうすればいいんだ。
知人からのアドバイス
というふうに頭を抱えていましたが、とある知人から、
「体のことはもう仕方ないし、それにどんなツールドの超人プロ選手だって最終的には老いや故障で競技から引退してポタ勢になるんだし、とやくんはただの素人だし、誰も責めはしないと思うけど。
ロードバイクのことをあまり書かなくなるのなら、他のことを書くようにすればいいんじゃない? ジャンル変更してさ。
ロードの記事は残しておいて損はないからそのままでいいじゃん。
ブログのタイトルだけ変更して、雑記みたいな形にして続けたらいいじゃん。
このままブログまで辞めるのはもったいなくない?」
という涙が出るようなアドバイスをいただき、
「年取っても続けられるような趣味の話でも書きゃいいじゃん。ロード以外にやりたいこととかなかったの?」
との質問に私は考えます。
悔いの残る高校時代
ここからは私の身の上話となります。
ごく普通の家庭では当たり前に手に入るものが高級品扱いとなるくらい私の育った家庭環境は極貧でした。
ほしい物品はまだ我慢することができました。
他の人よりは手に入る数が圧倒的に減るものの、私が年単位で少しずつお小遣いを貯めて買えばよかったからです。
このブログへ訪れていただける方はアウトドア好きな方がほとんどだと思われるので、この記事を読んでいる方にはドン引きされるかもしれませんが、あえてここで暴露しておきます。
私は小中高でかなりの漫画アニメゲームオタクでした。
学校で勉強することよりも漫画やイラストを描いている、ゲームしている時間のほうが圧倒的に多かったような気がします。
400字詰め原稿用紙に小説を書いたりもしていました。
とにかくインドア派だったのは間違いないです。
こうなったのには理由があります。
私が欲しかった物の大半が漫画や小説だったからです。
欲しい物を全て手に入れるのは無理。ならば自分で作ってしまおうという、錬金術にも似たような考えがことの全ての始まりです。
そこからは友人に漫画を借りては下手くそな模写をして、自由帳と呼ばれる白紙のノートに好きな漫画のキャラを描き埋め尽くしていました。小中は勉強もせずにずっとこんな感じでした。
高校を卒業する頃に、私は将来どうしたいのか、どうなりたいのか、進路相談で教師からそう訊かれて、頭の中で真っ先に浮かんだのが「絵(イラスト)と小説の勉強がしたい」でした。
私が10代の頃はネットなどなく、携帯電話すらもまだそこまで普及していなく、あるのはポケベルとかくらいでした。
なので、絵やイラスト、小説などのクリエイティブな専門知識を得るためには、プロとの交流が必要不可欠。
そしてそんなプロの講習を受けられるのはアニメ小説イラストなどの専門学校のみ。
私の住んでいる家から一番近い場所にある(それでも隣県ですが)そういったクリエイティブな専門学校は「代々木アニメーション学院」だけだったのです。
そこへ通いたい。
そして自分がどこまで通用するのか試したい。
しかし家族からは、
「お金がないから無理。お前を育てるだけでももういっぱいいっぱいだから卒業したら働いてほしい」
夢を諦めろ。という無情な宣告でした。
自分が好きなことに熱中してお金を稼げるという身分は、なんという贅沢なのだろうか、なんて幸せな状態なんだろうか。本当に羨ましい。そう思いました。でも、その当時の私にはどうすることもできませんでした。
面白い小説の書き方、絵やイラストが上手くなるコツを教えてくれるような身内や知り合いは存在せず、当時はネットもなく、情報も本屋で高いお金を払って教材を手に入れるくらいしか方法がありません。
しかしそのお金すら私にはなかった。
完全に八方塞がりとなり、私はクリエイティブ方面の夢を諦めざるを得ませんでした。
25年越しの情熱
ですが、今はYouTubeで専門学校レベルのイラストの描き方や小説の書き方の講習が無料で見られる時代です。私はふと高校時代を思い出しながら何気なくイラストの描き方、小説の書き方の動画を見てみたら、25年前に諦めて無理矢理鎮火させていた炎が着火。
そしてこれなら体力もそれほど関係なく続けられる趣味だと、今なら資金を理由に諦める必要もなくいくらでもチャレンジできる。
高校時代に諦めたけど、今から始めて若い人には勝てないかもしれないけど、このまま何もせずに、やらずに時が過ぎたら、諦めっぱなしだったら絶対に後悔すると思いました。
やらずに後悔するよりも、やって後悔したほうが1億倍マシ。再びやり始めるのなら、今しかない。
そう思った私は、
ずっと前からデジタル画に手を出してみたいという思いもあり、こちらのワコムのintuosを購入。
【Amazon.co.jp限定】ワコム ペンタブレット Wacom Intuos Smallベーシック お絵かきソフトウェア付き 黒 Androidにも対応 データ特典付き TCTL4100/K0
これを購入する前に、びびさん(@bibiraze)から、
ワコムのBambooをありがたく借りて使用してみて、ペンタブの使用感が紙に書いているのとほぼ同じで、違和感がないのが決め手となりました。
漫画家でイラストレーターのさいとうなおき先生も使っているお絵かきソフト、CLIP STUDIO PAINTが購入特典で2年分使用可能という、なんとも嬉しい誤算も。
Twitterでアンケートを取らせて頂いた結果を踏まえ、近所の茶トラくんの顔アイコンを作成していますが、これはYouTubeでさいとうなおき先生の動画を見ながらレイヤー分けをパーツごとに細かく設定し(最初に描いたときはこんな使い方を思いつきもしなかったです)3Dデッサン人形を使って小さく描いて左右反転を繰り返しながら各パーツを移動させて位置調整し納得のいく比率へ持っていき、最後に拡大したことによって出来上がったラフ画です。
大きい絵を書くと線がふにゃふにゃになって形が崩れるのなら、小さく描いて拡大したほうがよいという最大のコツを知りました。紙に描いたアナログではまずできないことです。アナログだと線を綺麗に引ける練習を根性論でやり続けられた人が正義のような感じだったのですが、デジタルだとやり方次第でどうとでもできるということを思い知らされました。
まだ最後の難関の塗りが残っていますが、これも動画や他の記事を見て勉強したら、最初は苦しくて心が折れそうなるかもしれないけど、きっと手組みホイールのように完成させることができる、そう思っています。
高校時代に学費を払えず諦めたあの悔しかった気持ちを思い返すと、今の時代は知りたかった情報をネット使用料で得られるという、やろうと思えば学校に行かずとも専門的な分野の勉強を徹底的にできる、本当に幸せな時代だと私は感じています。
これからは全力の多趣味ブログと変わってしまいますが、それでも覗いていただける方がおられると幸いです。
ではでは(^-^)/