とやの全力雑記ブログ

元ロードガチ勢、現在は趣味で健康のためにロードに乗っています。イラストをCLIP STUDIO PAINTで練習中。過去記事はアメブロからどうぞ。

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手組ホイール 試作ホイール1号の剛性

ようやく完成したこの試作ホイール1号。

数日間使用してわかってきたことがありました。

 

 

完組ホイールと手組ホイールの違い

完組ホイールはハブとリムとスポークすべてが専用設計品となっていて、少ないスポーク数で高い剛性を出すことができます。

手組ホイールはハブとリムとスポークすべてが汎用品。

汎用品だと完組ホイールと同じスポーク数で同等の剛性を出すことは不可能です。

 

という記事を見て、なるほどと感じた次第です。

試作ホイール1号のスポーク構成

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ようやく到着したこのパークツールのスポークテンションメーターTM-1で、

フロント148kgf

リアフリー側150kgf

反フリー側を70kgf

限界テンションギリギリのガチガチ状態に調整した試作ホイール1号でも、装着して全力で踏み込んだときにビヨーンとバネを踏むように力が逃げていっている感じがするのは手組と完組の違いのせいかと。

スポークを2.0-1.8-2.0のバテッドで統一したことによる剛性不足も考えられます。

基本はフリー側を2.0mmプレーンにすると左右のテンション差を少なくできるらしいのですが、軽さを優先しフリー側までバテッドにしたことによりさらに剛性が落ちてしまい、バネのように跳ねる結果になったのかもしれません。

JETFLYはこの試作ホイール1号と同じスポーク数ですが、バネのように跳ねたことなど一度もありません。

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手組のスポーク本数F20/R24の性能

手組で前20後24だと、まず重量が軽くなります。

そして剛性が低くなり乗り心地が良くなるので、脚に優しくなり、一定のペースのロングライドで疲れにくくなるでしょう。

ただし、剛脚な方や体重が重い方などはもがいたときのペダリングパワーにホイールの剛性が耐えきれず変形し、激坂などでかなりのエネルギーロスになるようです。結果的にタイムが伸びないということに。

重い体重の目安

どの程度で体重が重い部類になるのか検索してみると、サイトによっては70kg以上ある人は体重が重いとか、他のところでは65kg以上で重いとか、マチマチでしたが、ここでは間を取って66~67kgとしておきます。

参考までに僕の体重は63~64kgです。

ということは重い部類にはギリギリ入ってない(と思いたい)

剛脚の目安

これもあちこちで調べましたが、平地で一瞬でも70km/h出せる人は剛脚とか、いやいや50km/h出せれば剛脚でしょとか、色々ありましたが、ここも間をとって平地で一瞬でも55~60km/h出せる人を剛脚とすることにします。

50km/h近辺は出せますが、55km/hは出せません💦

ということは剛脚もギリ入ってない。 

試作ホイール1号がバネのように跳ねる原因

体重は重い部類にギリ入らない、剛脚の部類もギリ入らないとなると、なぜホイールがあんなにバネのように跳ねるのか。

スパルタホイールのようにガチーンとこないのか、

もう答えは出ていますが、明らかにホイールの剛性不足です。

これは推測ですが、僕の体重が50kgとかで、平地でも40km/hが限界くらいの脚力ならおそらくちょうどいい感じのホイールになっていたのでは。

ということは、どう考えてもこれは僕の設計ミス😱

リムハイトが22mmなので、おそらくリムの剛性も足りていない。

その上スポーク本数を減らし、全てバテッドスポークで組むなどという暴挙に出たので、ますます剛性が落ちて本気で踏み込んだときにバネのように跳ねる結果になった。

フロントとリアのフリー側をプレーンで組み、反フリー側のみバテッドにしたらもう少し違った結果となったかもしれません。これは時間ができたらやってみるかもしれません。

手組は完組と違い、ハブとリム剛性とスポークの太さ(密度)と本数が最終的な剛性に直結するらしいのです。

今後の手組ホイール設計方針

前20後24では圧倒的に剛性不足でスポーク本数が足りません。

そしてリムが小さくて軽いので、前24後28にしたとしてもおそらく剛性が足りない。

ならば、前28後32にすると❓❓

このスポーク本数は鉄下駄などによく見られる構成です。

鉄下駄は重いですが、剛性はあります。

思い切り踏み込んだときにバネのように跳ねたことなど1回もありません。

逆に脚が売り切れます😇

しかし重量380gのリムにこの構成だと、鉄下駄よりも400g以上軽くなります。

(鉄下駄のリムはどれだけ重いのか。。。)

スポーク本数とニップルの個数が増えるので、軽く試算すると試作ホイール1号よりもおよそ100gは増える計算に。

重量の数字だけ見ると劣化しているような感じはしますが、これでバネのように跳ねなくてカチーンと前に進んでくれるホイールとなるのなら、かなりの性能アップとなります。

ひょっとすると試作ホイール1号よりも良いタイムが出るかもしれません。

 

しばらくは無理ですが、いずれは組んでみたい。。。

 

ではでは(^-^)/

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