鉄下駄の剛性を上げる魔改造
ロードを納車した当初から付いてくる鉄下駄。
それはローディにとって軽量な完組ホイールを買うまでに仕方なく履いている(脚を鍛えるためのトレーニング時にわざと履いている人も居るが)重くて剛性もそれなりのお粗末なホイールである。
そんな重いホイールの剛性を上げたらどうなるだろうか?
試してみました。
FELT F95に付いていた鉄下駄
少し前の写真ですが、今回実験体になってもらったのは下の2015年式FELT F95の付属鉄下駄です。
重量はペアで約1980gほど。
かろうじて2kgにはなっていないものの、坂で使うには重すぎて脚がやられるホイールです。
スポーク数は前28/後32というある意味剛脚仕様。
しかし剛性はほどほど。
剛性がほどほどなのでペダルを回しても労力のわりには前に進まない。
これをせめて回した分だけ進むホイールに変えてやろうという作戦です。
これならば鉄下駄で練習しても、オラwktkすっぞ❗という気持ちを味わえて、なおかつ脚も鍛えられて一石二鳥。
タイヤは今は亡きエモンダに付属してきた、ボントレガーのR1の25Cという1本350g近くあるような激重タイヤを移植していますが、これは練習機であるために良いタイヤを履かせるのがもったいないという貧乏性から来たものです。決してトレーニングになるからと重いタイヤを選んでいるわけではありません。そんなのはただのドMです。
まずはスポークテンションを上げる
鉄下駄のスポークテンションを測ってみたら、全てプレーンスポークなのに22~23くらいでした。
ぶっちゃけるとこれではあまり剛性感がありません。
カチーンと進んでくれるようにまずはテンションを27くらいまで上げておきます。
そして振れ取りをしてまるで鉄下駄とは思えない精度にしておきます。
そしてやはりソルダリング
手組ホイールで味をしめたソルダリングも反フリー側に施しておきます。
ソルダリングの詳細を知りたい方はこちらへ↓
shoya-kenkouotaku2.hatenablog.com
若干ハンダ付けが適当ですが、これは練習機で鉄下駄なので性能が上がればそれで良いため見た目はキニシナイことにします。
フロントは全体的にテンションを上げて振れ取りをしただけですが、
リアはテンション上げ+振れ取り+ソルダリングというある意味魔改造。
実はこれらを休日にコソコソとやっていて秘密にしていました。
早速実走 タイム比較
前日に霊山寺を3往復するという住職さんあたりに知られると不審に思われるような奇行をしていたため、脚がヤバイほどに筋肉痛なのでゆるい登りと平坦を走ってきました。
まずペダルを回した瞬間、ガチーンと前に進みます:(;゙゚'ω゚'):
まるで鉄下駄とは思えない反応。
スポーク数が多い上に全てプレーンスポークなので、テンション上げ+ソルダリングで別物に変貌してしまいました。
鉄下駄も可愛がれば狼になるようです🐺
ただし、やはりリムが重いので脚が終わります😇
しかし楽しい❗鉄下駄とは思えない\(・∀・)/ワチョーイ
ゆるい登りのセグメントですが、エモンダ+JETFLY+前後GP5000 23Cの記録を塗り替えてしまいました。
塗り替えたと言ってもたった2秒でありますが、鉄下駄+激重タイヤ+練習機でかつての本番機であったエモンダに、記録で僅差とはいえ勝ったということが重要なのです。
剛性は正義!
鉄下駄も改造すれば強くなる!
鉄下駄から卒業したいけど、お金が無い。。。。
そんな方は鉄下駄を魔改造してみると、また違った世界が見えてくるかもしれません。
ではでは(^-^)/
役に立った!面白かった!と感じていただけた方はポチッと押していただけると次の記事を書くモチベーションに繋がります!
↓↓↓よろしくお願いします!↓↓↓