手組ホイール 試作2号 実走編(リアのみ)
前回試作2号を仮組みして、コツコツと時間を見つけては仕上げをしていました。
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そしてようやく一区切りし、シェイクダウンに。
試作ホイール2号 リアが完成
振れ取りとテンション上げをして、ようやく完成。
アルミニップルで組みましたが、真鍮ニップルのときと同様にスポークテンションは限界まで上げてガチガチ仕様にしています。
しかしニップルはブチ切れることなく普通に仕上がりました。
スポークレンチで角を舐めやすいのと、アルミニップルで組むときはスポークを計測で出た数値から切り上げた長さにする。それさえ気をつければ組付けでは特に真鍮ニップルと大差はないようです。耐久性に差が出てくるようですが、どのくらい持つのかこれから要検証ですね。
ソルダリング施行 重量
魔改造鉄下駄と同じくらいの剛性を出したいので、もちろんソルダリングはしました。
使用したのは0.45mm亜鉛メッキ鋼線です。
↓ソルダリングの詳細を知りたい方はこちらへ
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重量は1g増。
針金とハンダだけでは大した重量はないようです。
改造リムテープ装着 重量
もちろん改造リムテープも装着しています。
32個も貼り付けたので、
重量は5g増の980gとなり、魔改造鉄下駄から120g減となりました。
スパルタホイールよりも重くなり、試作1号との差は約180g!
数値だけ見れば相当な戦力ダウンですが、魔改造鉄下駄の例があるので数値に騙されてはいけません。
↓改造リムテープの詳細を知りたい方はこちらへ
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試作1号と比較
←試作1号 試作2号→
あからさまにスポークの数が増えて、ますます鉄下駄度がアップしました。
完成車付属の鉄下駄と何が違うの?(゚∀。)?と思うような見た目です。
本番機に試作2号のリアを装着
早速取り付けましたが、フロントは試作1号のため、スポーク数のギャップが(;´Д`)
そして抱えてみたところ、980gもあるおかげか、重い!
これで本当に速くなるのか???(^ω^;)
試走は霊山寺と霊山で
本日(2021/03/06)早速いつもの練習場である霊山と、大好きな霊山寺へ。
まず、ペダルを回すと恐ろしい加速をします。
それも魔改造鉄下駄のような重さを感じず、剛性があるのに軽いという感じです。
試作2号のダンシング
980gというほぼ鉄下駄と同レベルな重さですが、むしろ試作1号よりも軽く感じて、なによりダンシングでドーンと進む!
魔改造鉄下駄のときとそっくりです。
しかしリアだけ剛性が上がったので、今度は試作1号のフロントが付いてこれないのか、前荷重でダンシングをすると進みが悪いです(;´Д`)
後ろ荷重でダンシングをすると何故か進むのです。
ということはこれは明らかにフロントの剛性が足りず、足を引っ張っている。。。
剛脚なヒルクライマーのブログを見ると、リアの剛性ももちろん重要だけど、フロントの剛性もそれと同じくらい重要ですと書いていたので、やはり前後で剛性を合わせた方が良いのでしょう。
ダウンヒルで利点
なぜかダウンヒルでブレーキがやたらと効きます。
ググってみると、ホイールの剛性が強ければ強いほど、ブレーキをかけたときにホイールの変形が抑えられて制動力が安定するようです。
剛性の代償
試作1号で感じていたダンシングで進まず、シッティングで疲れても休むことができないというジレンマを感じずにいつもの山を登ることができたので、あっけなく登れてしまった感がありました。
このホイールは強いぞ\(・∀・)/ワチョーイ
しかしこれは剛性のあるホイールを装備したことにより、
「勝てる!相手がどんなヤツであろうと負けるはずがない!オレはいま究極のパワーを手に入れたのだー!!」というピッコロさんがネイルと同化したときに感じたような高揚感で薄れていただけであって、帰宅するとあからさまに脚に来ているのがよくわかりました:(;゙゚'ω゚'):
霊山寺と霊山を登って帰りましたが、いつもより10分早く帰宅。
県道41号線Climb タイム
なんと魔改造鉄下駄よりも30秒更新!
試作2号、予想以上の威力で正直ビビりました。
霊山寺TT タイム
霊山寺TTのローカルレジェンドを取得してしまったので、なぜか詳細にすると霊山寺TTのタイムが表示されなくなるためこちらでご容赦を。
タイムは魔改造鉄下駄よりも15秒短縮!
ホイール全体の重量は増えたものの、リムの重量は軽くなり、剛性は試作1号よりも上がっているので、まさに魔改造鉄下駄のリム重量だけを下げたような状態となったということが推測されます。
試作2号ホイール 総評
まず、ダンシングで進むので休むダンシングがしやすく、シッティングで疲れかけてもダンシングで持ち直すことができるため、普段よりも余力を持って登ることができます。
そしてリムが軽く剛性が上がったのでブレーキが効くようになり、ダウンヒルで安心感が増しました。
980gという重量級なのに、それを感じさせないくらいの剛性があるので、結局よく進んで速く登れるという、まさに軽いだけでは速くならないということを身を以て体感した次第です。
これだけ書くと良いところばっかりなような気がしますが、欠点ももちろんあります。
剛性が高いために脚に来ます:(;゙゚'ω゚'):
ただ魔改造鉄下駄のようにすぐに脚に来るのではなく、時間差でやってきます。
まさにレーゼロ状態(レーゼロ履いたことありませんが)
しかし、これを普通に回せるようになれれば、相当速くなるのは間違いないと思います。
ということはよりペダリングスキルを上げて、練習するしかないでしょうね。
あと、フロントも剛性は必要です(´・ω・`)
近いうちにフロントも作成したい。。。
ではでは(^-^)/
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