2020年式 MERIDA SCULTURA LIMITED(スクルトゥーラ リミテッド)を3000km乗ってみたインプレ
津末サイクルさんで2020年式MERIDA SCULTURA LIMITEDを購入して4ヶ月が経過しました。
- はじめに
- 2020年式 SCULTURA LIMITED スペック
- SCULTURA LIMITED 登坂性能
- SCULTURA LIMITED 平坦性能
- SCULTURA LIMITED ロングライド性能
- SCULTURA LIMITED 総評
はじめに
アルミの2019年式TREK エモンダALR5が駐車中の不慮の事故(強風により派手な転倒をしトップチューブ凹み破損)により昇天し、新たに入手した2020年式SCULTURA LIMITEDを3000km以上乗ったので、主観で感じたインプレをしたいと思います。
2020年式 SCULTURA LIMITED スペック
サイズは50。
コンポ=スプロケットのみR7000の105。それ以外はR8000アルテグラ。
ペダル無し、鉄下駄装着、ボトルケージやサイコン、センサー類、ライト類ブラケット類を一切付けない状態で完成車重量7.6kgとのこと。
購入価格は税込み約43万円でした。
ここから、
- 鉄下駄→試作2号ホイール
- 完成車付属タイヤ→前GP5000 23C 後ウルトラスポーツ3 23C
- 純正シートポスト→DEDA ZERO100オフセットゼロシートポスト
- 純正サドル→Prologo (プロロゴ) DIMENSION NDR Tirox
- R9100デュラエースペダル取り付け
- サイコン+センサー取り付け
- ボトルケージ取り付け
- フロント+リアライト&ブラケット取り付け
これらに交換&取り付けで、およそ7.9kg
そこからサイコンとライト類を外して(ライトブラケット、サイコンブラケット、センサー類は取り付けたまま)およそ7.6kgと公称重量とほぼ同じでした。
重量はエモンダALR5と比べて400gほど軽くなっていますが、プロが使う機材は6.8kgなので、まだ800gほど重いですね(^ω^;)
コンポをフルデュラエースにして300gくらい、さらにステムとシートポスト、ハンドルをカーボン製に変えれば300gくらいで、300+300=約600g削れるので、ギリギリ7kg切れるか切れないか。。。
ただし、ここまですると予算がおよそ30万円近くかかりますΩ\ζ°)チーン
SCULTURA LIMITED 登坂性能
今年は43000mほど登りましたが、このロードで様々な坂のセグメントのタイムを更新しまくっているので、もちろん登坂性能は今まで乗り継いできたロードの中でピカイチと感じています。
シッティングやダンシングでペダルを回すと、グイーンと車体が前に押し出されるような感覚を坂で味わえます。この感覚はエモンダALR5やFELT F95では味わったことのないものでした。
SCULTURA LIMITED 平坦性能
このフレームはCF4フレームというプロの機材にも使われているフレームで、リアクトと比べると軽量なのでヒルクライムに向いており、さらにセミエアロ形状をしていて、平坦にも対応できるというオールラウンドなモデルとなっているようです。
こちらの記事に平坦セグメントのタイムを載せていますが、
↓↓↓
⇒⇒⇒試作2号ホイール「魔ウルフ」のフロントの剛性を強化して125km走ってみた
実際にタイムを大幅更新しているので、平坦にも十分対応できると思います。というか、所有してきたロードの中で最強かも(;´Д`)
SCULTURA LIMITED ロングライド性能
こちらも間違いなく所有してきたロードの中ではピカイチだと思います。
福岡から大分へ164km自走で帰ったりしましたが、
↓↓↓
アルミフレームでは100kmを超えたあたりの後半死にかけになるような距離だったのですが、最後まで余力をもって帰宅することができました。これなら200kmでも問題ないと感じます。
ペース配分や、決して追い込まない、無理をしない、こまめな休憩と補給を心がけた結果もありますが、一番でかいと感じたのは路面の振動です。
アルミは路面の細かい凸凹を拾ってダイレクトにハンドルやサドル、ペダルに伝えてきますが、カーボンだと振動がマイルドになるのです。
この振動がマイルドになるだけで、かなり疲労が軽減されました。
具体的にいうと、アルミならズダダダ!っとハンドルやサドルに伝わってきて体がこわばってしまうような振動が、スタタタ!くらいに変わるので、体がこわばらないのです。
この振動によって体がこわばるというのがかなり曲者で、1回2回なら大した問題にはなりませんが、ロングライドだとこれが数百回単位でやってきます。路面状況によっては数千回くらい来るかもしれません。
体がこわばるというと、力が入っている状態です。力を使うのはもちろん筋肉。無意識に筋肉を使っているのです。これは体の防衛本能が働いているので仕方がないことなのですが、ロングライドとはなるべく無駄に力を消費しないのが鉄則。
振動がマイルドになるということは、振動によって体がこわばる頻度が減る=力が入る(筋肉を使う)頻度が減ることになるので、結果的に余計な力を使わずに済むということに繋がり、疲労が軽減されるのではないかと感じました。
変な例えですが、筋トレの小刻みな腹筋背筋をしながらペダルを回すのと、何もせずにペダルを回すくらい違う感じです。
実際FELT F95で5年前に福岡から大分へ帰ったときは、あしたのジョーの矢吹丈のように真っ白に燃え尽きてしまい、その疲労は約1週間抜けず、消し炭のような状態で仕事をしていたのを今でも覚えています。
↓↓↓
アメブロ時代の昔の記事なので、記事中に名乗っているHNが違いますが、これは僕です。興味のある方は覗いてみてください。
SCULTURA LIMITED 総評
メリット
- 平坦性能はわりと高い
- ヒルクライム性能はかなり高い
- ロングライド性能もかなり高い
- カーボン製だけあって、重量は軽い
デメリット
- さすがにエアロロードの平坦性能には負ける
- 高額な部類に入るフレームなので、気を遣う
- カーボン製なのでトルク管理も気を遣う
僕からの感想を一言でいうと、
買ってよかった!
ありがとうございます津末サイクルさん!🙇
ではでは(^-^)/
役に立った!面白かった!と感じていただけた方はポチッと押していただけると次の記事を書くモチベーションに繋がります!
↓↓↓よろしくお願いします!↓↓↓